当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
BMWといえば「駆けぬける歓び」、だからMTで乗りたいという方もいますよね。『3シリーズにマニュアル車はまだあるの?』と探している方も多いはずです。
結論から言うと、今の3シリーズ(G20/G21)の新車にマニュアル車はありません。全モデルが8速ATで、MTに乗りたいなら古い世代の中古で探すことになります。
この記事では、8速ATとパドルシフトでできること、そしてMTの中古を探す時の注意点が分かります。
今の3シリーズにマニュアル車は無い
日本仕様の3シリーズは、318iからM340i xDriveまで全モデルが8速ATです。セダンでもツーリングでも、MTを選ぶ方法はありません。
- 現行3シリーズ(G20/G21)のトランスミッションは全モデル8速AT
- 2022年9月の改良でシフトレバーがなくなり、全車にパドルシフトが付いた
- MTで乗りたいなら、古い世代の中古車を探すことになる
- ATでも、パドルを使えば自分でギアを選んで走れる
| モデル | エンジン | トランスミッション | 駆動 | セダン価格 |
|---|---|---|---|---|
| 318i M Sport | 2.0L直4ガソリンターボ 156ps | 8速AT | 後輪駆動 | 688万円 |
| 320i M Sport | 2.0L直4ガソリンターボ 184ps | 8速AT | 後輪駆動 | 734万円 |
| 320d xDrive M Sport | 2.0L直4ディーゼルターボ 190ps | 8速AT | 4WD | 778万円 |
| 330e M Sport | 2.0L直4ターボ+PHEV 292ps(システム合計) | 8速AT | 後輪駆動 | 889万円 |
| M340i xDrive | 3.0L直6ガソリンターボ 387ps | 8速AT | 4WD | 992万円 |
トランスミッションと出力は公式主要諸元(2026年3月生産分)、価格は2026年7月以降モデルのメーカー希望小売価格(税込)です。
『M340iくらいはMTがあってもいいのに』と思う方もいるでしょう。気持ちはよく分かりますが、今の日本仕様ではM340i xDriveもATだけなんです。
8速ATとパドルシフトで何ができる?
MTが無いと聞いてがっかりした方も、少し待ってください。実は、今の3シリーズは「自分でギアを選ぶ」こと自体はできるんです。
2022年9月の一部改良で、センターにあった従来のシフトレバーがなくなりました。その代わりに、全車のハンドルの裏にパドルシフトが付いています。

| 場面 | パドルの使い方の例 | うれしいこと |
|---|---|---|
| 長い下り坂 | ギアを下げてエンジンブレーキを使う | フットブレーキの使いすぎを防げる |
| 追い越し・合流 | 先にギアを下げておく | アクセルを踏んだ瞬間に加速しやすい |
| ワインディング | カーブの手前でギアを下げる | 車の動きを自分で組み立てられる |
| 雪道や滑りやすい道 | 急な変速を避けて走る | タイヤが空転しにくい |
詳しい操作の方法や、自動でATに戻る条件は取扱説明書で確かめてみてください。
- まずは広い道で、普段どおりATのまま走ってみる
- 下り坂でシフトダウン側(マイナス)のパドルを引き、エンジンブレーキの効き方を確かめる
- 合流の手前で1段下げて、加速の違いを感じてみる
- 慣れてきたら、カーブの手前で使ってみる
例えば、試乗の時にこんな声を聞くことがあります。
「MTじゃないと物足りないと思ってたけど、パドルで結構遊べるね」
「下り坂で使うと、ブレーキを踏む回数が減るよ」
8速もギアがあるので、普段の街乗りや高速の巡航はATに任せておけば十分です。パドルは「ここぞ」という場面だけ使う、くらいの気持ちで十分なんです。
もちろん、クラッチを踏んでシフトレバーを動かすMTの楽しさとは別物です。それでも、ATの気楽さとギアを選ぶ楽しさを両方持てるのは、8速ATならではですね。
MTの3シリーズに乗りたいなら中古で探す
『それでもやっぱりMTがいい』という方は、古い世代の中古車が選択肢になります。3シリーズは1975年に生まれた長い歴史のある車で、古い世代ではMTが選べたモデルもありました。
| 世代 | 型式 | 日本での発売 | 主なボディ |
|---|---|---|---|
| 2代目 | E30 | 1983年(正規輸入開始) | 2ドア・4ドア・ツーリング・カブリオレ |
| 3代目 | E36 | 1991年 | セダン・クーペ・カブリオレ・コンパクト・ツーリング |
| 4代目 | E46 | 1998年7月 | セダン・ツーリング・コンパクトなど |
| 5代目 | E90/E91/E92/E93 | 2005年 | セダン・ツーリング・クーペ・カブリオレ |
| 6代目 | F30/F31/F34 | 2012年1月発表 | セダン・ツーリング・グランツーリスモ |
どの世代のどのグレードにMTがあったかは、年式や輸入時期によって違います。気になる個体を見つけたら、車検証の記載と販売店の説明でミッションの種類を確かめておきましょう。
今の日本仕様の3シリーズは全モデル右ハンドルです。ただ、古い世代や並行輸入の中古には左ハンドルの個体もあります。MTの中古を探す時は、ハンドルの位置もあわせて見ておくと安心です。
古い世代の特徴はE90・E46の中古の注意点やE30・E36の旧車で詳しく書いています。
中古のMT車を選ぶ時の注意点
ここが大事なところです。MTの3シリーズは年式が古い個体が多く、エンジンより先にクラッチ周りや消耗品の状態が気になります。
- クラッチの切れ方とつながる位置に違和感がないか
- 整備記録簿で、クラッチ交換や点検の履歴が残っているか
- ギアが入りにくい段や、入る時の異音がないか
- 試乗ができるか、できない時はどこまで状態を説明してもらえるか
- 購入後に古いBMWの整備を頼める店があるか

MTは前のオーナーの運転のクセが残りやすいトランスミッションです。同じ年式・同じ走行距離でも、状態は一台ずつまったく違うんです。
古い世代の3シリーズは、部品の入手に時間がかかることがあります。修理費も年式と部品で大きく変わるので、購入前に整備先に見てもらうのがおすすめです。
自動車税は排気量と初度登録の時期で決まります。古い年式の車は税額が上がることがあるので、車検証で初度登録年月を確かめておきましょう。
MTの中古は数が限られるので、条件を広めにして在庫を眺めてみるのも一つの手です。
探す時は、次の順番で絞ると迷いにくくなります。
- 世代(E30/E36/E46/E90など)とボディの形を決める
- ミッションの種類で絞り込み、MTの個体を見つける
- 整備記録簿があるものを優先する
- 試乗できる店で、クラッチとギアの感触を確かめる
- 購入後の整備先を決めてから契約する
年式が古いほど、値段の安さより状態の良さが大事になります。少し高くても、記録がそろった一台を選んでおくと後が楽ですよ!
BMW 3シリーズ買いたいドットコム
BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく
BMW 3シリーズのMT車を含む中古車を条件で絞って見る
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
MTにこだわらずATを選ぶメリットもある
『MTじゃないなら、わざわざ3シリーズじゃなくても…』と思う方もいるかもしれません。ただ、今の8速ATだからこそ使える装備もあるんです。
| 項目 | 現行3シリーズ(8速AT) | 古い世代のMT中古 |
|---|---|---|
| 渋滞時の運転支援 | ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能が全モデル標準 | 年式による。多くは付いていない |
| 新車保証 | BMW CARE(新車保証3年・走行距離無制限) | 中古車の保証は販売店ごと |
| 点検整備 | BMWサービス・インクルーシブ3年 | 自分で整備先を探す |
| メーター・画面 | 12.3インチ+14.9インチのカーブド・ディスプレイ | 年式による |
| ギア操作 | パドルシフトで手動変速もできる | クラッチとシフトレバーで操作 |
現行の装備は公式価格表(2026年3月生産分)の全モデル標準装備です。
ハンズ・オフ機能は、高速道路の渋滞時に一定の条件でハンドルから手を離して走れる機能です。古い世代のMT車には無い機能なので、通勤で渋滞に当たる方には大きな差になります。
例えば、平日は通勤、週末はドライブという使い方なら、ATの楽さはかなり効いてきます。
「平日は渋滞ばかりだから、ATで助かってるよ」
「週末はパドルで遊べるし、それで十分かも」
MTの操る楽しさは何にも代えられませんよね。だからこそ、毎日の使い方と週末の楽しみ方を並べて、どちらを優先するか決めてみてください。
ATでも運転を楽しめるグレードの選び方
新車の保証や最新の運転支援を手放したくない方は、今の3シリーズのATで選ぶのが現実的ですよね。どのグレードが運転を楽しみやすいかは、出力と駆動方式で見るのが分かりやすいです。
| モデル | 最高出力/最大トルク | 駆動 | 車両重量(セダン) |
|---|---|---|---|
| 318i | 156ps/250Nm | 後輪駆動 | 1,540kg |
| 320i | 184ps/300Nm | 後輪駆動 | 1,550kg |
| M340i xDrive | 387ps/500Nm | 4WD | 1,730kg |
318iはセダンで一番軽い1,540kgで、後輪駆動らしい素直な動きを味わいやすいモデルです。もう少し余裕が欲しいなら、同じ2.0Lで力のある320iが候補になります。
318iの詳しい実力はBMW 318iの156psの実力、320iとの差はBMW 320iと318iの違いで比べています。
直6の伸びやかな加速を味わいたいなら、M340i xDriveです。今の3シリーズで唯一の3.0L直6で、パドルを使って走るのが楽しいモデルですよ!
全グレードの違いは3シリーズのグレード一覧、新車の値引きは3シリーズの値引き相場と交渉の順番にまとめています。
よくある質問
BMW 3シリーズの新車でマニュアル車は買えますか?
今の日本仕様の3シリーズ(G20/G21)は全モデル8速ATで、マニュアル車はありません。MTに乗りたい場合は、古い世代の中古車を探すことになります。
3シリーズにパドルシフトは付いていますか?
2022年9月の一部改良でシフトレバーがなくなり、全車にパドルシフトが付きました。下り坂のエンジンブレーキや、合流前のギアの準備に使えます。
3シリーズのミッションは何速ですか?
公式主要諸元では、318iからM340i xDriveまで全モデル8速ATです。ディーゼルの320d xDriveやPHEVの330eも同じく8速ATです。
中古でMTの3シリーズを探す時に一番気をつけることは?
クラッチとギアの状態です。整備記録でクラッチ交換の履歴を確かめ、できれば試乗でつながり方やギアの入り方を見ておきましょう。
MTが無いと運転はつまらなくなりますか?
感じ方は人それぞれですが、今の3シリーズはパドルシフトで自分でギアを選べます。まずは試乗で、下り坂や合流でパドルを使ってみると判断しやすいです。
MTの3シリーズはどの世代にありましたか?
古い世代ではMTが選べたモデルもありましたが、年式や輸入時期で違います。個体ごとに車検証と販売店の説明で確かめるのが確実です。
まとめ
- 今の3シリーズ(G20/G21)は全モデル8速ATで、マニュアル車は無い
- 2022年9月の改良で全車にパドルシフトが付き、自分でギアを選んで走れる
- MTに乗りたいなら古い世代の中古が選択肢。設定は年式ごとに確かめる
- 中古のMT車はクラッチの状態と整備記録を最初に見る
- ATで楽しむなら、軽い318iか、直6のM340i xDriveが候補





コメント