BMW 3シリーズの雪道は大丈夫?xDrive(4WD)とFRの違い

雪の積もった山道を走る白いステーションワゴン

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冬にスキー場や雪の多い地域へ行く方なら、3シリーズで雪道を走れるかは気になりますよね。『後輪駆動のBMWは雪に弱いって聞いたけど…』と不安な方も多いはずです。

結論から言うと、FR(後輪駆動)の3シリーズでも、スタッドレスタイヤを履けば普段の雪道は走れます。坂道の発進や雪の積もる地域に住んでいるなら、xDrive(4WD)を選ぶ意味がはっきり出てきます。

この記事を読めば、自分にxDriveが必要かどうかと、その差がいくらになるかが分かります。

目次

3シリーズの駆動方式はFRとxDriveの2つ

まずは、今の3シリーズでどのモデルがどの駆動方式なのかを見ておきましょう。実は、選べる組み合わせはかなり決まっているんです。

先に結論
  • 3シリーズはFR(後輪駆動)とxDrive(4WD)の2種類で、FF(前輪駆動)は無い
  • 318i・320i・330eはFRだけ
  • 320d xDriveとM340i xDriveは4WDだけ
  • ガソリンの2.0Lで4WDは選べない
モデル駆動方式セダン価格ツーリング価格
318i M SportFR(後輪駆動)688万円716万円
320i M SportFR734万円784万円
330e M SportFR889万円設定なし
320d xDrive M Sport4WD(xDrive)778万円810万円
M340i xDrive4WD(xDrive)992万円1,027万円
3シリーズの各モデルをFRとxDriveに分けた図解

価格は2026年7月以降モデルのメーカー希望小売価格(税込)です。Edition Shadowは同じエンジンのM Sportと同じ駆動方式・同じ価格です。

『320iの4WDがあればいいのに』と思った方、その組み合わせは今の日本仕様にはありません。4WDが欲しいなら、ディーゼルの320d xDriveか、直6のM340i xDriveのどちらかになります。

xDriveにすると価格・重さ・燃費はどう変わる?

雪道のために4WDを選ぶと、何が変わるのか気になりますよね。同じ価格帯の320i(FR)と320d xDrive(4WD)を、公式主要諸元(2026年3月生産分)で並べます。

320iと320d xDriveの価格・重さ・燃費の違いを比べた図解
項目320i M Sport(FR)320d xDrive M Sport(4WD)
セダン価格734万円778万円
エンジン2.0L直4ガソリンターボ 184ps/300Nm2.0L直4ディーゼルターボ 190ps/400Nm
車両重量(セダン)1,550kg1,670kg
最低地上高141mm135mm
最小回転半径5.3m5.7m
WLTCモード燃費13.0km/L15.6km/L
燃料ハイオク軽油
自動車税(年)36,000円36,000円

セダン同士の価格差は44万円です。ツーリングだと320iが784万円、320d xDriveが810万円で、差は26万円に縮まります。

車重は120kg増えますが、燃費のカタログ値は320d xDriveのほうが上です。これはxDriveのおかげではなく、ディーゼルエンジンだからなんです。

ここが見落としやすいところです。xDriveのモデルは最小回転半径が5.7mと大きくなり、FRの320iより0.4m小回りが利きにくくなります。

ディーゼルの詳しい中身は320d xDriveの燃費と軽油・アドブルーで解説しています。

FRの3シリーズで雪道は走れる?

『FRで雪道なんて無理でしょ?』と心配する声はよく聞きます。ただ、今の3シリーズは横滑りを抑える電子制御が付いていて、スタッドレスタイヤを履けば街中の雪道は走れます。

困りやすいのは、次のような場面です。

  • 雪の積もった上り坂での発進
  • 圧雪路やシャーベット状の道での急な加速
  • 除雪されていない駐車場からの出入り
  • 轍(わだち)が深い道

FRは後ろのタイヤだけで車を押すので、滑りやすい坂の発進で空転しやすいんです。4WDなら4本のタイヤに力を分けられるので、発進の安心感がまるで違います。

例えばこんな場面を考えてみてください。

「スキー場の駐車場、朝は新雪で坂になってるんだよね」
「それならxDriveのほうが安心だよ」

ただし、4WDでも止まる力は同じです。ブレーキで止まれる距離はタイヤ次第なので、xDriveでもスピードの出しすぎは禁物です。

4WDでも過信しない

xDriveが助けてくれるのは「進む」場面です。曲がる・止まるはスタッドレスタイヤと運転の仕方で決まります。雪道では車間を普段よりずっと長めに取っておきましょう。

スタッドレスタイヤとチェーンはどうする?

3シリーズで冬を越すなら、駆動方式よりもまず大事なのがタイヤです。標準のサイズは、グレードとホイールで決まります。

モデル標準タイヤサイズ(前)標準タイヤサイズ(後)
318i/320i/320d xDrive/330e(M Sport・18インチ)225/45R18225/45R18
M340i xDrive(19インチ)225/40R19255/35R19
Edition Shadow(318i/320i/320d xDrive・19インチ)225/40R19255/35R19

数字は公式主要諸元です。M Sportの18インチなら前後同じサイズなので、タイヤの入れ替え(ローテーション)もしやすいですね。

19インチはチェーンが付けられない

公式の注記では、19インチの各ホイールは「スノー・チェーンは装着できません」とされています。M340i xDriveやEdition Shadow、19インチをオプションで付けた車は、冬用に別のホイールを用意するかを先に考えておきましょう。

「bmw 3シリーズ mスポーツ スタッドレス」で迷う方も多いですが、M Sportの18インチなら225/45R18のスタッドレスを選ぶのが基本です。インチを下げたい場合は、ブレーキとの干渉や適合を販売店で確かめてから決めてください。

冬タイヤを用意する順番
  1. 車検証と今のタイヤの側面で、サイズとホイールのインチを確認する
  2. 19インチならチェーンが使えないので、冬用ホイールを用意するか決める
  3. 販売店やタイヤ店で、適合するサイズとホイールを確認する
  4. 雪が降る前に交換し、空気圧も合わせておく

純正のタイヤはランフラットタイヤで、スペアタイヤは積まれていません。スタッドレスをランフラットにするかどうかでも価格が変わるので、見積もりで比べておくと安心です。タイヤ全般の話は3シリーズのタイヤサイズと交換費用にまとめています。

ツーリングで雪国へ行くなら

スキーやキャンプで荷物を積むなら、ツーリングで雪道を走りたい方も多いですよね。ツーリングでxDriveを選べるのは、320d xDriveとM340i xDriveの2つです。

項目320d xDrive ツーリングM340i xDrive ツーリング
価格810万円1,027万円
最高出力190ps387ps
車両重量1,740kg1,810kg
最低地上高135mm130mm
ラゲージ容量500L(後席を倒すと1,510L)500L(後席を倒すと1,510L)
WLTCモード燃費15.6km/L10.6km/L
自動車税(年)36,000円50,000円

雪国へ通う使い方なら、320d xDrive ツーリングが現実的な選択でしょう。燃費が良く、軽油なので長距離の燃料代も抑えやすいんです。

ただ、最低地上高は135mmと、SUVほど高くありません。深い新雪の道では、4WDでも車の下をこすることがあります。

雪の深い場所へよく行くなら、同じBMWのX3と比べてみるのも一つの手です。荷室の比べ方はツーリングの荷室とサイズで詳しく見ています。

M340i xDriveなら雪道も安心?

『M340iは4WDだから、雪道も怖くないよね』と思う方もいるかもしれません。xDriveなので発進の安定感は高いのですが、冬に気をつけたい点もあるんです。

項目M340i xDrive セダン320d xDrive セダン
価格992万円778万円
標準タイヤ(前/後)225/40R19/255/35R19225/45R18/225/45R18
スノー・チェーン19インチは装着できない(公式注記)18インチ標準
最低地上高130mm135mm
車両重量1,730kg1,670kg

M340i xDriveの標準は19インチで、前と後ろでタイヤの幅が違います。冬用にホイールを別に用意する時は、サイズの選び方を販売店とよく相談しておきましょう。

最低地上高も130mmと、3シリーズの中でいちばん低い数字です。除雪の行き届いた道なら問題になりにくいですが、深い雪の残る道は避けたほうが安心です!

例えば、冬にスキー場へ通うのが目的なら、320d xDriveのほうが冬の準備はシンプルです。M340i xDriveは、雪の時期はスタッドレスに履き替えて、無理をしない範囲で乗るのが向いています。

xDriveが必要な人、FRで十分な人

ここまでの話を、使い方ごとにまとめます。自分がどちらに近いか、当てはめてみてください。

xDriveを選びたい人
  • 雪の積もる地域に住んでいて、冬も毎日乗る
  • 自宅や職場の前に坂があり、冬に発進で困りそう
  • スキー場や雪山へ毎シーズン何度も行く
  • 雨の高速道路でも安定感を重視したい
FRで十分な人
  • 雪がほとんど降らない地域に住んでいる
  • 雪の日は乗らない、または年に数回だけ
  • 小回りの良さ(最小回転半径5.3m)を大事にしたい
  • 購入額を抑えて318iや320iを選びたい

FRの318iと320iの違いはBMW 318iの156psの実力とBMW 320iと318iの違いで比べています。全グレードの一覧は3シリーズのグレード一覧をどうぞ。

FRかxDriveかで迷っているなら、同じ条件で両方の見積もりを取って総額を比べるのが一番です。スタッドレスタイヤとホイールの費用も含めて見ると、差がはっきりします!

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

値引きの考え方は3シリーズの値引き相場と交渉の順番にまとめています。

よくある質問

BMW 3シリーズにFF(前輪駆動)はありますか?

ありません。今の3シリーズはFR(後輪駆動)とxDrive(4WD)の2種類です。318i・320i・330eがFR、320d xDriveとM340i xDriveが4WDです。

FRの3シリーズでも雪道は走れますか?

スタッドレスタイヤを履けば、街中の雪道は走れます。ただ、雪の積もった上り坂の発進は苦手なので、坂の多い雪国で毎日乗るならxDriveのほうが安心です。

320iに4WDはありますか?

今の日本仕様にはありません。ガソリンの2.0LはFRだけで、4WDが欲しい場合は320d xDriveかM340i xDriveを選ぶことになります。

19インチホイールにチェーンは付けられますか?

公式の注記では、19インチの各ホイールにはスノー・チェーンを装着できません。冬用のホイールを別に用意するかを先に考えておきましょう。

xDriveにすると燃費は悪くなりますか?

320d xDriveのWLTCモード燃費は15.6km/Lで、320iの13.0km/Lより良い数字です。これはディーゼルエンジンの効果で、M340i xDriveは10.6km/Lです。

まとめ

この記事の要点
  • 3シリーズはFRとxDrive(4WD)の2種類で、FFは無い
  • 4WDは320d xDrive(セダン778万円)とM340i xDrive(992万円)だけ
  • 320iとの差はセダン44万円、ツーリング26万円。車重は120kg増え、回転半径は5.7m
  • FRでもスタッドレスで街中の雪道は走れるが、雪の坂の発進はxDriveが有利
  • 19インチホイールはスノー・チェーンを装着できない(公式注記)
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BMW 3シリーズ買いたいドットコム 編集部

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