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3シリーズを見に行くと、ガソリンの320iとディーゼルの320d xDriveで迷う方が多いんです。値段の差を燃料代で取り戻せるのか、ディーゼルの手間はどれくらいか、気になりますよね。
結論から言うと、年に1万km以上走る方、高速道路や長距離が多い方、雪道を走る方なら320d xDriveは十分に買う理由があります。逆に街乗り中心で距離が短いなら、320iのほうが割安に収まることが多いです。
この記事では、価格・燃費・燃料の量・重さを同じ表で並べて、どちらが自分に合うかを決められるようにしますね。
BMW 3シリーズのディーゼルはどんなモデル?
現行の3シリーズでディーゼルを選ぶと、モデル名は「320d xDrive」になります。名前のとおり4WD(xDrive)だけの設定で、後輪駆動のディーゼルは現行にありません。
『ディーゼルって、昔のガラガラうるさいやつでしょ?』と思う方もいるかもしれません。実は今の320d xDriveは、街中で乗っている分には言われないと気づかない方も多いんです。
- エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ(B47D20B・1,995cc)
- 最高出力140kW(190ps)、最大トルク400Nm
- 8速AT・4WD(xDrive)・右ハンドル
- 燃料は軽油、タンク容量は59L
- セダンとツーリングの両方にあり、M SportとEdition Shadowから選べる
いちばんの特徴はトルクの太さです。400Nmは、同じ2.0Lのガソリン320i(300Nm)より100Nm大きい数字なんです。
高速道路の合流や、荷物と人を乗せた登り坂で余裕を感じやすいのはこのためです。数字は2026年3月生産分の公式主要諸元(カタログ値)です。
グレード全体の中での位置づけは、3シリーズのグレード・ラインナップ一覧で全体を見てから戻ってくると分かりやすいですよ。
320iと320d xDriveはいくら違う?価格とスペックの表
まず値段の差から見ておきましょう。価格は2026年7月以降モデルのメーカー希望小売価格(消費税込)です。
| 項目 | 320i M Sport(セダン) | 320d xDrive M Sport(セダン) | 差 |
|---|---|---|---|
| 車両本体価格 | 7,340,000円 | 7,780,000円 | 440,000円 |
| 最高出力 | 184ps | 190ps | 6ps |
| 最大トルク | 300Nm | 400Nm | 100Nm |
| 駆動方式 | 後輪駆動 | 4WD | |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 | |
| WLTC燃費 | 13.0km/L | 15.6km/L | 2.6km/L |
| 車両重量 | 1,550kg | 1,670kg | 120kg |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.7m | 0.4m |
| 自動車税(年) | 36,000円 | 36,000円 | 0円 |
320iと320d xDriveの価格はcarview!掲載の2026年7月モデルの値で、公式の上下限と整合しています。寸法・重量・燃費は2026年3月生産分の公式主要諸元です。
ツーリングだと、320i ツーリング M Sportが7,840,000円、320d xDrive ツーリング M Sportが8,100,000円。差は260,000円まで縮まります。
『差額44万円なら、燃料代で取り戻せる?』というのが一番知りたいところですよね。次でそこを計算してみます。
320d xDriveの排気量は1,995ccなので、1.5L超2.0L以下の区分で年36,000円です。2019年10月1日以降に新規登録した自家用乗用車の標準税率で、320iと変わりません。
ディーゼルの燃費は?1万km走った時の燃料の量で比べる
320d xDriveのWLTCモード燃費は15.6km/Lです。内訳は市街地13.1km/L、郊外14.8km/L、高速道路17.7km/L(公式主要諸元)。
ガソリンの320iは13.0km/Lで、市街地9.9km/L、郊外13.0km/L、高速道路15.0km/Lです。ディーゼルは市街地で差が大きいのがポイントなんです。

カタログ値のまま、年間の走行距離ごとに必要な燃料の量を出すとこうなります。
| 年間走行距離 | 320i(ハイオク・13.0km/L) | 320d xDrive(軽油・15.6km/L) | 燃料の量の差 |
|---|---|---|---|
| 5,000km | 約385L | 約321L | 約64L |
| 10,000km | 約769L | 約641L | 約128L |
| 15,000km | 約1,154L | 約962L | 約192L |
| 20,000km | 約1,538L | 約1,282L | 約256L |
ここに燃料の単価の差が乗ります。軽油はハイオクより1Lあたりの値段が安いことが多く、その差は時期と地域で変わります。
例えば1万kmなら、量で約128L少なく、しかも1L単価の安い燃料を入れることになります。単価の差は給油するスタンドの看板で確かめて、ご自身の距離で掛け算してみてください。
- 1年に何km走るかを決める(車検証の記録や今の車の走行距離から)
- カタログ値の燃費で割って、必要な燃料の量を出す
- 近所のスタンドの軽油とハイオクの単価を掛ける
- 実燃費はカタログ値より下がることが多いので、同じ割合で両方を下げて比べる
実燃費はエアコンや渋滞で下がります。それでも、2台を同じ条件で比べればディーゼルが有利な関係は変わりにくいです。
実燃費の話は3シリーズの実燃費とカタログ値の差で詳しく見ています。
差額の44万円は何年で取り戻せる?
正直に言うと、燃料代だけで440,000円を取り戻すには、かなりの距離が必要です。年5,000km程度の街乗り中心なら、手放すまでに届かないケースも多いんです。
一方で、320d xDriveの差額には4WDの分も含まれています。燃料代だけで比べると、ディーゼルが不利に見えてしまうんですよね。
- 年1万km以上、特に高速道路や長距離が多い
- 雪道やスキー場へ行く機会がある(4WD)
- 人や荷物を載せる機会が多く、トルクの余裕がほしい
- ツーリングで差額が260,000円に縮まる
- 年5,000km前後の街乗りが中心
- 狭い駐車場や細い道が多い(最小回転半径5.3m)
- 車両重量を軽くしたい(セダンで120kg軽い)
- 購入時の支払いを少しでも抑えたい
例えばこんな場面です。
「毎週末、家族4人と荷物で高速を往復200km走ります」
「それなら320d xDriveが合いやすいですね。トルクの余裕と燃費の両方が活きます」
逆に「平日に買い物と送迎で1日10km程度」という使い方なら、320iや156psの318iのほうが無理がありません。
320d xDriveのセダンは最小回転半径5.7mで、320iのセダンの5.3mより大きくなっています(公式主要諸元)。自宅の車庫入れや、よく使う駐車場で一度試しておくと安心です。
軽油の入れ間違いとアドブルー、ディーゼルの手間は?
ディーゼル車でいちばん気をつけたいのは、燃料の入れ間違いです。320d xDriveは軽油、ほかの3シリーズはすべてハイオク(無鉛プレミアム)なんです。

『家族がガソリン車だから、つい赤いノズルを取りそう…』という方は意外と多いですよね。セルフのスタンドでは軽油のノズルは緑色のことが多いので、色と表示の両方を見る習慣をつけておきましょう。
- 給油口のふたの表示(軽油)を見る
- ノズルの色と「軽油」の文字を両方確かめる
- フルサービスの店では「軽油満タン」とはっきり伝える
- 万一入れ間違えたら、エンジンをかけずに販売店かロードサービスへ連絡する
もう1つの手間が、尿素水(AdBlue)です。クリーンディーゼルの多くは、排ガスをきれいにするために尿素水を使います。
320d xDriveで残量の表示がどう出るか、補充の目安や費用がBMWサービス・インクルーシブに含まれるかは、取扱説明書とBMW正規ディーラーで確かめておくのが確実です。点検のついでに補充してもらえるかも聞いておくと、慌てずに済みますよ。
新車には「BMW CARE」が標準で付きます。新車保証3年(走行距離無制限)とBMWサービス・インクルーシブ3年(エンジンオイル・フィルター交換などの点検整備)がセットです。
燃料の話全般は3シリーズのハイオク・軽油とタンク容量にまとめています。
ツーリングのディーゼルとMスポーツ、どれを選ぶ?
ディーゼルを選ぶ方に、ツーリング(ワゴン)との組み合わせは人気があります。荷物を積んで長距離を走る使い方と、ディーゼルの得意分野が重なるからなんです。
| 項目 | 320d xDrive セダン | 320d xDrive ツーリング |
|---|---|---|
| 価格(M Sport) | 7,780,000円 | 8,100,000円 |
| 全高 | 1,445mm | 1,455mm |
| 荷室容量 | 480L | 500L(後席を倒すと1,510L) |
| 車両重量 | 1,670kg | 1,740kg |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m |
| WLTC燃費 | 15.6km/L | 15.6km/L |
WLTC燃費はセダンとツーリングで同じ15.6km/Lです(JC08ではセダン19.3km/L、ツーリング17.3km/L)。差額は320,000円で、荷室を使うかどうかで決めて大丈夫です。
荷室の使い勝手はツーリングの荷室とセダンとの選び方で詳しく比べています。
現行の3シリーズは全車M Sportがベースです。320d xDriveにはM SportとEdition Shadowがあり、価格は同額。Edition Shadowは黒のキドニー・グリルや19インチのBMW Individualホイールが付く仕様です。
「ディーゼル mスポーツ」で探している方も、現行の新車なら最初からM Sport仕様になっています。昔のように「スタンダードかM Sportか」で悩む必要はありません。
320d xDriveの評判で気になる点は?
よく言われる良い点は、トルクの余裕、高速道路での燃費、そして4WDの安定感です。長距離を走る方ほど満足しやすい、という声が多い印象です。
一方で、気になる点として挙がるのは次のあたりです。
- アイドリングや冷えている時のエンジン音(試乗で窓を開けて聞く)
- 短い距離ばかりだとディーゼルの良さが出にくい
- 最小回転半径5.7mでの取り回し
- 尿素水の補充の手間と費用の扱い
- 車両重量が320iよりセダンで120kg重い
『結局、自分に合うかは乗ってみないと分からない』ですよね。試乗では、街中だけでなく可能なら坂道や幹線道路まで走らせてもらいましょう。
320iと乗り比べると違いがはっきりします。184psの320iとの違いも合わせて読んでおくと、試乗で見るポイントが絞れますよ。
見積もりを取る時のコツは?
320d xDriveに気持ちが傾いてきたら、320iと同じ条件で見積もりを並べて比べるのがおすすめです。車両本体だけでなく、オプションと諸費用を含めた総額で見ると判断がぶれません。
- 320iと320d xDriveを、同じボディ・同じオプションで見積もってもらう
- 下取りや値引きは、2台とも同じ条件で書いてもらう
- 差額を年間の燃料代の差で割って、何年で埋まるかを出す
- 雪道や長距離の使い道があるかで最後の判断をする
値引きの交渉の順番は3シリーズの値引き相場と交渉の順番にまとめています。値引き額は時期と販売店で大きく変わるので、複数の見積もりで比べるのが近道です。
BMW 3シリーズ買いたいドットコム
BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、BMW 3シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
よくある質問
BMW 3シリーズのディーゼルは後輪駆動もありますか?
現行の3シリーズのディーゼルは320d xDrive(4WD)だけです。後輪駆動のディーゼルは現行のラインアップにありません。
320d xDriveの燃費はどれくらいですか?
WLTCモードで15.6km/Lです(市街地13.1km/L、郊外14.8km/L、高速道路17.7km/L・公式主要諸元)。実燃費は使い方で下がることがあります。
ディーゼルにハイオクやレギュラーを入れてしまったら?
エンジンをかけずに、BMW正規ディーラーかロードサービスへ連絡してください。320d xDriveは軽油専用です。
ツーリングにもディーゼルはありますか?
あります。320d xDrive ツーリングはM Sport・Edition Shadowとも8,100,000円です(2026年7月以降モデル・税込)。
320d xDriveの自動車税はいくらですか?
排気量1,995ccなので年36,000円です(2019年10月1日以降に新規登録した自家用乗用車)。320iと同じです。
まとめ
- ディーゼルは320d xDrive(4WD)のみ。190ps・400Nm・軽油・タンク59L
- 価格はセダン7,780,000円、ツーリング8,100,000円。320iとの差はセダン440,000円、ツーリング260,000円
- WLTC燃費は15.6km/Lで320iの13.0km/Lより2.6km/L良い。1万kmで燃料は約128L少ない
- 年1万km以上・長距離・雪道が多いなら有力。街乗り中心なら320iや318iが割安
- 尿素水の扱いと最小回転半径5.7mは購入前に確かめておく





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