BMW 3シリーズのクーペ・カブリオレは今ある?4シリーズとの関係

海沿いの道に並んで停まる2ドアクーペと4ドアセダン

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2ドアの3シリーズに乗りたいと思って調べ始めたら、カタログにクーペが見当たらない。そんな経験をした方も多いはずです。

結論から言うと、今の3シリーズの新車はセダンとツーリングの2つだけです。クーペとカブリオレは2013年から「4シリーズ」に名前が変わり、グランツーリスモ(GT)は後継が出ないまま終わりました。

この記事を読むと、どの形がいつまで3シリーズだったのか、今ならどこで探せるのかが分かります。

目次

3シリーズにクーペやオープンカーは今もある?

『昔は3シリーズのクーペがあったよね?』と思いますよね。その記憶、合っています!ただ、今の新車のラインアップには入っていないんです。

先に結論
  • 現行の3シリーズ(G20セダン/G21ツーリング)にクーペ・カブリオレ・GTは無い
  • クーペとカブリオレは2013年から4シリーズとして独立した
  • グランツーリスモ(F34)は後継なしで販売を終えた
  • 2ドアやオープンの3シリーズが欲しいなら、中古で探すことになる

今の3シリーズで選べる形と、選べない形を並べてみます。

ボディの形現行3シリーズ(2026年10月時点)今どこで選べるか
セダン(G20)ある新車・中古
ツーリング(G21)ある新車・中古
クーペない新車は4シリーズ、3シリーズ名は中古
カブリオレ(オープン)ない新車は4シリーズ、3シリーズ名は中古
グランツーリスモ(GT)ない中古のみ(F34)
コンパクト(ハッチバック)ない中古のみ(E36・E46)

現行のセダンは2026年7月以降モデルで688万〜992万円、ツーリングは716万〜1,027万円です(メーカー希望小売価格・税込)。

この価格帯でクーペの雰囲気が欲しい時は、4シリーズが受け皿になっています。

クーペとカブリオレはいつ4シリーズに移ったの?

3シリーズのクーペが消えたのは、人気がなかったからではありません。実は、名前の付け方が変わったんです。

BMWは2013年、クーペとカブリオレを「4シリーズ」として独立させました。F32以降の世代がそれにあたります。

つまり、中身の流れは4シリーズに続いていて、車名だけが分かれたと考えると分かりやすいですよね。

歴代の3シリーズで、どの形があったのかを並べます。

世代型式日本発売この世代にあった主な形
初代E211975年に本国登場2ドアのみ
2代目E301983年4ドア・ツーリング・カブリオレが加わる
3代目E361991年セダン・クーペ・カブリオレ・コンパクト・ツーリング
4代目E461998年7月セダン・クーペ・カブリオレ・ツーリング・コンパクト(2001年導入)
5代目E90/E91/E92/E932005年セダン・ツーリング・クーペ(E92)・カブリオレ(E93)
6代目F30/F31/F342012年1月発表セダン・ツーリング・グランツーリスモ
7代目(現行)G20/G212019年3月発売セダン・ツーリング

型式はWikipedia日本語版と大手自動車メディアの記載をもとにしています。各世代の詳しい違いは 3シリーズの歴代モデル一覧 で年式ごとに見られます。

3シリーズのボディの形が世代ごとにどう移ったかを示した図解
歴代クーペを探す時の目印

「3シリーズ クーペ」の名前で最後に新車で売られたのは、5代目のE92です。E92より新しいクーペは、車名が4シリーズになっています。

グランツーリスモ(GT)とグラン クーペはどう違う?

名前が似ているので、混ざってしまいますよね。『GTとグラン クーペって同じもの?』と聞かれることも多いんです。

結論から言うと、この2つは別の車です。グランツーリスモは3シリーズの派生モデルで、グラン クーペは4シリーズの4ドア版です。

項目3シリーズ グランツーリスモ(F34)4シリーズ グラン クーペ
どのシリーズか3シリーズの派生4シリーズの一員
日本での販売2013年6月〜2020年12月頃現行で販売中
後継なし現行モデルが続く
今の探し方中古のみ新車・中古

GTの販売期間はメディア情報によるものです。G20世代にはグランツーリスモが設定されていません。

GTは、セダンより背が高く、後ろが大きく開くハッチゲートを持つのが特徴でした。後席の足元と荷室の使いやすさを評価する声が多いモデルです。

一方で、見た目の好みが分かれやすく、販売台数はセダンやツーリングほど多くありませんでした。中古で探すと、台数が少なく感じるはずです。

GTの評判を調べる時に見ておきたいこと
  • 後席と荷室の広さを、実車で座って確かめる
  • 電動のハッチゲートがきちんと開閉するかを見る
  • 同じ年式のツーリング(F31)とも比べてみる
  • 整備記録簿で、どこを直してきた車かを確認する

コンパクトやハッチバック、SUVの3シリーズは?

『3シリーズにハッチバックがあった気がする』という方もいますよね。それは「コンパクト」というモデルのことです。

コンパクトはE36の世代で1994年に加わりました。E46でも2001年に導入されています。

ただ、2004年からは1シリーズへ移りました。今の新車でハッチバックの形が欲しいなら、1シリーズが近い存在です。

探している形3シリーズでの扱い今の新車で近いBMW
ハッチバック(コンパクト)E36・E46にあった(2004年で終了)1シリーズ
SUV3シリーズには無いX3(同じクラスのSAV)
4ドアでクーペ風3シリーズには無い4シリーズ グラン クーペ
2ドアクーペE92まで4シリーズ クーペ
オープンカーE93まで4シリーズ カブリオレ

SUVの3シリーズは、これまで一度もありません。3シリーズと同じクラスのSUVは、X3がその役割を持っています。

背の高い車と迷っている時は、3シリーズとX3の違い を先に読んでおくと比べやすいですよ。

歴代のクーペ・カブリオレ、世代ごとに何が違う?

『中古で探すなら、どの世代がいいの?』と迷いますよね。世代によって、年数も部品の手に入りやすさも変わってきます。

ざっくり言うと、新しい世代ほど日常で使いやすく、古い世代ほど趣味の車に近づきます。どちらが正解というより、どう使いたいかで選ぶのがおすすめです。

世代2ドア・オープンの形今選ぶ時の性格
E30(1983年〜)カブリオレ旧車。手間も含めて楽しむ車
E36(1991年〜)クーペ・カブリオレ90年代の旧車。部品探しが課題
E46(1998年〜)クーペ・カブリオレ年数がたった中古。整備歴が大事
E92/E93(E90世代)クーペ・カブリオレ3シリーズ名で最後の2ドア。比べやすい
F32以降4シリーズへ3シリーズ名ではなくなる

年式は3シリーズ全体の日本発売年です。クーペやカブリオレが加わった時期は、世代の中で少しずれることがあります。

例えば、週末だけ走らせたい方なら、E30やE36のような旧車も候補に入ってきます。旧車ならではの手間は E30・E36の旧車の注意点 で確かめておくと安心です。

毎日の通勤にも使いたい方は、E92・E93のほうが現実的です。それでも新車から長い年数がたっているので、買ったあとの整備費は見込んでおきましょう。

世代選びのコツ

古い世代ほど、車の状態は個体差が大きくなります。年式より「どこを直してきた車か」で比べると、失敗しにくくなります。

中古で3シリーズのクーペ・カブリオレを探すなら

それでも「3シリーズのクーペ」に乗りたい、という気持ちはよく分かります。車名に思い入れがある方も多いですよね。

3シリーズ名のクーペやカブリオレは、新しいものでもE92・E93の世代になります。2005年に日本で発売された世代なので、どの個体も年数がたっています。

年数がたった個体で起きやすいこと

カブリオレは屋根の開閉に使う部品が多く、動きが渋い個体もあります。クーペも含めて、ゴムやプラスチックの部品が古くなっている前提で見ておきましょう。修理費は部品の在庫と店で大きく変わるので、見積もりを取ってから決めるのが安心です。

例えば、お店でこんなやり取りをしてみると、状態がつかみやすくなります。

「屋根の開け閉めを、目の前で何回か試してもいいですか?」
「どうぞ。途中で止まる時は、モーターや油圧まわりを点検します」

この「目の前で動かす」ひと手間で、あとから分かるトラブルをかなり減らせます!

クーペ・カブリオレの中古で見ておきたいこと
  • 屋根を何回か開け閉めして、途中で止まらないかを見る
  • 雨漏りの跡がトランクやフロアに無いかを確かめる
  • ランフラットタイヤかどうか、残り溝と製造年を見る
  • 整備記録簿で、冷却系や油漏れの修理歴を確認する

E90世代からはランフラットタイヤを採用し、スペアタイヤが無くなりました。タイヤの扱いについては 3シリーズのランフラットタイヤ にまとめています。

E90世代の中古全般については E90・E46の中古の注意点 も参考になります。

在庫は地域と時期で入れ替わります。条件を決めてから、まとめて見比べるのが近道です。

BMW 3シリーズ買いたいドットコム

BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW 3シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

今の新車で近いのは?4シリーズと3シリーズの選び方

『新車で2ドアが欲しいけれど、3シリーズの実用性も捨てたくない』と迷う方もいるはずです。ここが大事なところです。

重視すること向いている選び方
4ドアと荷室を優先3シリーズ セダン(トランク480L)
荷物をたくさん積む3シリーズ ツーリング(500L・後席を倒すと1,510L)
2ドアの見た目4シリーズ クーペ
屋根を開けて走りたい4シリーズ カブリオレ
4ドアでクーペ風の形4シリーズ グラン クーペ

容量は2026年3月生産分のBMW公式主要諸元の値です。330eのトランクだけは375Lと小さくなります。

4シリーズの価格と装備は、3シリーズとは別に見積もりを取って比べてみてください。2台の違いは 3シリーズと4シリーズ・2シリーズの違い で詳しく比べています。

3シリーズを選ぶ良さ
  • 後席の乗り降りがしやすい
  • セダンとツーリングから選べる
  • 中古の台数が多く、比べやすい
3シリーズで物足りない点
  • 2ドアやオープンの新車が無い
  • クーペ風の見た目は選べない
  • 3シリーズ名のクーペは年数がたった中古だけ

新車で3シリーズを選ぶなら、値引きの考え方も先に知っておくと安心です。3シリーズの値引き相場と交渉の順番 から読んでみてください。

3シリーズと4シリーズのどちらを選ぶかを重視点で分けた図解

よくある質問

BMW 3シリーズのクーペは今でも新車で買えますか?

買えません。現行の3シリーズはセダンとツーリングだけです。クーペは2013年から4シリーズとして販売されています。

3シリーズのカブリオレ(オープンカー)はどの世代まで?

3シリーズの名前で売られたカブリオレはE93が最後です。それより新しいオープンモデルは4シリーズ カブリオレになります。

3シリーズ グランツーリスモに後継はありますか?

ありません。F34は日本で2013年6月から2020年12月頃まで販売され、G20世代には設定されていません。今は中古で探すことになります。

3シリーズ グラン クーペという車はありますか?

その名前の車はありません。グラン クーペは4シリーズの4ドアモデルです。名前が似ているので、中古車を探す時は車名をよく確かめてみてください。

3シリーズのSUVはありますか?

3シリーズにSUVは設定されていません。同じクラスのSUVを探すならX3が近い存在です。

まとめ

この記事の要点
  • 現行の3シリーズはセダン(G20)とツーリング(G21)の2つだけ
  • クーペ・カブリオレは2013年から4シリーズとして独立した
  • 3シリーズ名のクーペ・カブリオレはE92・E93が最後で、今は中古で探す
  • グランツーリスモ(F34)は後継なし、コンパクトは2004年から1シリーズへ
  • 新車で2ドアやオープンが欲しい時は、4シリーズと比べて選ぶ
BMW 3シリーズ買いたいドットコム

BMW 3シリーズ買いたいドットコム 編集部

BMW 3シリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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