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中古の3シリーズを見ていると、F30の価格の手頃さに目が止まりますよね。『この値段なら現行型より断然お得では?』と考える方も多いはずです。
結論から言うと、F30は「整備歴がはっきりした個体」を選べば、今でも十分に楽しめる世代です!ただ、新車から年数がたっているので、買ったあとの修理費まで含めて考えておく必要があります。
この記事を読むと、前期と後期の違いと、中古で見ておきたい点が分かります。
F30・F31はどんな3シリーズ?
F30は、3シリーズの6代目にあたるセダンです。同じ世代のツーリングがF31、グランツーリスモがF34です。
- F30=6代目セダン、F31=ツーリング、F34=グランツーリスモ
- 2012年1月に日本で発表、2015年に後期型(LCI)へ
- 2019年に現行のG20へ切り替わった
- 中古は手頃だが、年数に合わせた修理費を見込んでおく
| 型式 | ボディ | 日本での時期 | 今の扱い |
|---|---|---|---|
| F30 | セダン | 2012年1月発表〜2019年 | 中古のみ |
| F31 | ツーリング | F30の世代 | 中古のみ |
| F34 | グランツーリスモ | 2013年6月〜2020年12月頃 | 中古のみ(後継なし) |
型式と時期はWikipedia日本語版と大手自動車メディアの記載をもとにしています。F34の販売期間はメディア情報です。
この世代から、クーペとカブリオレは4シリーズとして独立しました。F30の世代に3シリーズ名のクーペは無いので、探す時は気をつけてみてください。詳しくは クーペ・カブリオレと4シリーズの関係 で見られます。
前期と後期(LCI)はどこが違う?
『前期と後期、どっちを選べばいいの?』と迷いますよね。2015年のLCI(後期型への改良)で、見た目と中身の両方に手が入っています。
| 項目 | 前期(2012〜2015年) | 後期(2015年〜) |
|---|---|---|
| 見た目 | 登場時のライト・バンパー | ライトまわりやバンパーのデザインを変更 |
| グレード名 | 328iなど | 328iの後継として330iなど、名前が変わったものがある |
| 中古での傾向 | 年数がたち、価格はより手頃 | 年式が新しい分、前期より高め |
細かな変更点はグレードや年式で違います。気になる個体があれば、販売店に「前期か後期か」を聞いておくと確実です。
例えば、こんな聞き方をすると話が早いです。
「この車はLCI後の後期型ですか?初度登録は何年ですか?」
「2016年登録の後期型です。整備記録簿もそろっています」
年式だけでなく、記録簿の有無まで一緒に聞いておくと、そのあとの比較が楽になります。
同じ予算なら、年式の新しさより状態の良さを優先するのがおすすめです。前期でも、主な消耗部品を交換済みの個体のほうが安心な場合があります。
F30の中古が手頃に見えるのはなぜ?
今の3シリーズの新車は、2026年7月以降モデルでセダン688万〜992万円です(メーカー希望小売価格・税込)。それに比べると、F30の中古はかなり手頃に見えますよね。
実は、輸入車の中古が安くなりやすいのには、いくつか理由があるんです。
| 理由 | どういうことか |
|---|---|
| 年数がたっている | 2012〜2019年の世代で、新しい個体でも新車から数年以上たつ |
| 新車保証が切れている | 保証の切れた輸入車は、修理費の不安から買い手が慎重になる |
| 次の世代が出ている | G20が出て、さらに次期型G50も本国で発表された |
| 修理費のイメージ | 部品代や工賃が国産車より高めと見られやすい |
つまり、車そのものの価値が低いというより、「買ったあとのお金が読みにくい」ことが価格に表れているんです。
中古の3シリーズが安い理由は 3シリーズの中古はなぜ安いか でも詳しく見ています。
初度登録から13年を超えたガソリン車は、自動車税と重量税が重くなる仕組みがあります。2026年の時点で、2012〜2013年に登録されたF30はすでに13年を超えています。何年乗るかと合わせて考えておきましょう。具体の税額は年式と排気量で変わるので、車検証で確かめてみてください。
F30でよく挙がる故障と注意点
『F30は壊れやすいって本当?』と不安になる方もいますよね。どの車も年数がたてば傷む所は出てきますが、F30でよく話題になる箇所はある程度決まっています。
| 箇所 | よく挙がる症状 | 中古で見る所 |
|---|---|---|
| エンジンまわりのオイル漏れ | ガスケット類からのにじみ | エンジン下や車庫の床に跡が無いか |
| 冷却系 | ウォーターポンプ・サーモスタットの不調、水温の警告 | 冷却系の交換歴が記録簿にあるか |
| 初期のエンジン | 始動時の異音を指摘する声がある | 冷えた状態でのエンジン始動音 |
| バッテリー | 弱ると電装の警告が出やすい | 交換時期と、交換後の登録作業の有無 |
| タイヤ | ランフラットで交換費用が高め | 残り溝・製造年・片減り |
症状はユーザーや整備工場でよく挙がる例です。すべての個体で起きるわけではありません。
修理費は部品の種類と店で大きく変わります。目安は 3シリーズの修理費の目安 で、故障しやすい箇所の全体像は 3シリーズの故障しやすい箇所 で確かめられます。

E90の世代からランフラットタイヤを採用し、スペアタイヤが無くなりました。F30も同じ考え方なので、パンク時の備えも確かめておきましょう。
F31ツーリングを選ぶ時の見どころ
『荷物を積むならツーリングかな』と考えている方も多いはずです。F31は、セダンと同じ走りの良さに荷室の広さを足したモデルです。
- 電動のテールゲートが途中で止まらず開閉するか
- 荷室のフロア下に水がたまった跡が無いか
- ルーフレールまわりのゴムが傷んでいないか
- 後席を倒した時の操作が重くないか
ツーリングは荷室が広い分、使われ方の差が車の状態に出やすいモデルです。荷室の床や内張りの傷み具合を見ると、前のオーナーの使い方が何となく分かります。
ゴルフバッグやベビーカーを積む予定があるなら、実際に積めるかを店頭で試させてもらうのもおすすめです。
台数はセダンのF30より少なめです。気に入った個体が見つかった時に迷わないよう、先に条件を決めておくと探しやすくなります。
現行のツーリング(G21)は荷室500L、後席を倒すと1,510Lです(公式主要諸元・2026年3月生産分)。新しい型と比べたい方は ツーリングの荷室とサイズ も参考になります。
買ったあと1年目に、どんなお金がかかる?
『車両価格は払えそうだけど、そのあとが心配…』という声はとても多いです。F30を選ぶなら、ここを先に見ておくと安心できますよ。
買ったあとにかかるお金は、毎年決まって出ていくものと、状態しだいで出るものに分かれます。
| 種類 | 主な中身 | 金額の決まり方 |
|---|---|---|
| 毎年かかる | 自動車税、任意保険、駐車場 | 排気量・年式・等級・地域で決まる |
| 2年ごと | 車検、重量税、自賠責 | 車検の内容と年式で変わる |
| 距離で増える | オイル、ブレーキ、タイヤ | 走る距離と乗り方で変わる |
| 状態しだい | 冷却系、オイル漏れ、電装 | 個体の状態と交換歴で大きく変わる |
一番読みにくいのは「状態しだい」の部分です。ここは記録簿で交換歴が分かると、かなり見通しが立ちます。
例えば、ウォーターポンプやサーモスタットの交換歴がある個体なら、近いうちに同じ所を直す心配は小さくなります。反対に、交換歴が何も無い個体は、買ったあとの出費を多めに見ておきましょう。
ガソリン車はハイオクを使う前提で燃料代も考えておきます。今の3シリーズでも、ガソリン車は無鉛プレミアム(ハイオク)指定です。
車両価格を予算いっぱいにせず、1年目の整備に回せるお金を残しておくと気持ちが楽です。項目ごとの考え方は 3シリーズの維持費 でくわしく見られます。
中古のF30を選ぶ手順
ここが大事なところです。F30は個体差が大きいので、選ぶ順番を決めておくと失敗しにくくなります。
- 予算を「車両価格」と「買ったあと1年の整備費」に分けて決める
- セダン(F30)かツーリング(F31)かを先に決める
- 整備記録簿がそろっている個体だけに絞る
- 冷却系・オイル漏れ・タイヤの状態を実車で確かめる
- 販売店の保証の内容と期間を比べる
保証を重視するなら、BMW認定中古車も候補になります。一般の中古車との違いは 認定中古車は高いか で見られます。
在庫は地域と時期で入れ替わります。条件を決めたら、まとめて見比べてみてください。
BMW 3シリーズ買いたいドットコム
BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、BMW 3シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
G20と比べて、あえてF30を選ぶ意味は?
『少し足して現行G20の中古にしたほうがいい?』と迷う方もいますよね。正直なところ、どちらが正解かは使い方で変わります。
- 車両価格が手頃で、浮いた分を整備に回せる
- シフトレバーの操作感が好きな方に合う
- 台数が多く、好みの色や仕様を探しやすい
- 新車保証は切れている
- 年数に応じた修理費を見込む必要がある
- 初期の年式は13年を超え、税金が重くなる
例えば、毎日の通勤で長い距離を走る方なら、年式が新しいG20のほうが安心感はあります。週末に乗る程度で、整備も楽しめる方なら、F30は予算の面でうれしい選択肢です。
迷った時は、同じ予算でF30とG20を1台ずつ見積もってもらうのがおすすめです。車両価格だけでなく、販売店の保証と、すぐに交換が必要な部品まで並べて比べてみてください。
「この2台、買ってから1年でかかりそうな整備を教えてもらえますか?」
「F30はタイヤとバッテリーが近いうちに交換時期です。G20は今のところ大きな交換はありません」
こうして並べると、表示価格の差がそのまま実際の差にはならないことが分かります!
G20の前期・後期の違いは 現行G20・G21の特徴 で比べています。世代ごとの全体像は 3シリーズの歴代モデル一覧 を見ると分かりやすいですよ。
新車も視野に入れるなら、値引きの考え方は 3シリーズの値引き相場 にまとめています。

よくある質問
BMW 3シリーズのF30はいつの年式ですか?
2012年1月に日本で発表され、2015年に後期型(LCI)になりました。2019年に現行のG20へ切り替わっています。
F30とF31の違いは何ですか?
F30はセダン、F31はツーリング(ステーションワゴン)です。同じ世代なので、基本の作りは共通しています。
F30は故障が多いですか?
年数がたった輸入車なので、オイル漏れや冷却系など傷みやすい所はあります。整備記録簿で交換歴を確かめれば、リスクはかなり下げられます。
F30の前期と後期はどちらがおすすめですか?
予算を抑えたいなら前期、年式の新しさを重視するなら後期が候補です。同じ予算なら、年式より整備歴と状態で選ぶのがおすすめです。
F30にクーペはありますか?
ありません。F30の世代からクーペとカブリオレは4シリーズとして独立しました。
まとめ
- F30はセダン、F31はツーリング、F34はグランツーリスモの6代目
- 2012年1月に日本で発表、2015年に後期型(LCI)へ
- 中古が手頃なのは、年数と保証切れで買ったあとのお金が読みにくいから
- オイル漏れ・冷却系・タイヤは、記録簿と実車で確かめる
- 買う前に「車両価格」と「1年目の整備費」を分けて予算を組む





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