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中古の3シリーズを見ていると、「E90」「F30」「G20」といった記号が出てきて戸惑いますよね。『結局どれが何年の車なの?』と思っている方も多いはずです。
結論から言うと、3シリーズは1975年の初代から数えて現行G20が7代目です。アルファベットと数字の型式で世代が分かり、車検証を見れば旧型かどうかもすぐ判断できます。
この記事では、歴代の型式と年式、それぞれの見分け方が分かります。
3シリーズの歴代モデルを一覧で見る
まずは全体像からです。3シリーズは「E」で始まる型式から、F、Gへと世代が進んできました。
- 初代E21(1975年)から現行G20/G21まで、7世代続いている
- 型式の頭文字はE(初代〜5代目)、F(6代目)、G(7代目)
- 2026年9月30日に8代目の新型G50が本国で発表された
- 世代交代はおおむね7年前後
| 世代 | 型式 | 日本発売 | ボディ・主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 初代 | E21 | 1975年に本国登場。1981年からBMWジャパンが扱う | 2ドアのみ |
| 2代目 | E30 | 1983年(BMWジャパンの正規輸入開始) | 4ドア・ツーリング・カブリオレが加わる |
| 3代目 | E36 | 1991年 | セダン・クーペ・カブリオレ・コンパクト・ツーリング |
| 4代目 | E46 | 1998年7月 | コンパクトは2004年に1シリーズへ移る |
| 5代目 | E90/E91/E92/E93 | 2005年 | ランフラットタイヤを採用、スペアタイヤ廃止 |
| 6代目 | F30/F31/F34 | 2012年1月 日本発表 | 2015年に後期型(LCI) |
| 7代目(現行) | G20/G21 | 2019年3月9日 発売(セダン) | 2022年・2024年に一部改良 |
| 8代目(次期) | G50 | 日本は未発表 | 2026年9月30日に本国で世界初公開 |

5代目以降は、ボディごとに型式が分かれています。例えばE90はセダン、E91はツーリング、E92はクーペ、E93はカブリオレです。
E21・E30・E36・E46はどんな世代?
ここからは古い世代を順に見ていきます。『名前は聞くけど違いがよく分からない』という方も、ざっくりつかめば十分です。
初代E21と2代目E30
初代E21は2ドアだけの車でした。日本では最初は輸入代理店が扱い、1981年からBMWジャパンに移っています。
2代目E30で4ドアやツーリング、カブリオレが加わりました。バブル期には街でよく見かけたことから「六本木のカローラ」と呼ばれたこともあるんです。
3代目E36と4代目E46
E36では、セダンにクーペ、カブリオレ、ツーリング、さらに小さなコンパクトまでそろいました。ボディの種類が一番多かった世代です。
E46は1998年7月に318iと328iから日本で売り出されました。今でも状態のよい個体を大事に乗っている方が多い世代です。コンパクトは2004年に1シリーズへ役目を渡しています。
E30やE36は、今では旧車として扱われる年式です。部品の手に入りやすさや整備できる店の有無で、維持のしやすさが大きく変わります。詳しくはE30・E36の旧車の注意点にまとめています。
E90とF30は何が違う?
中古で予算を抑えたい方がよく比べるのが、5代目E90系と6代目F30系ですよね。
E90世代では、ランフラットタイヤを採用してスペアタイヤをやめました。この流れは今のG20/G21まで続いています。
F30は2012年1月に日本で発表され、2015年に後期型(LCI)へ変わりました。ツーリングのF31に加え、荷室の大きいグランツーリスモ(F34)もこの世代だけのボディです。
| 5代目 E90系 | 6代目 F30系 | |
|---|---|---|
| 日本発売 | 2005年 | 2012年1月 日本発表 |
| ボディ | セダン(E90)・ツーリング(E91)・クーペ(E92)・カブリオレ(E93) | セダン(F30)・ツーリング(F31)・グランツーリスモ(F34) |
| 主な特徴 | ランフラットタイヤ採用 | 2015年に後期型、クーペ・カブリオレは4シリーズへ |
| 中古での目安 | 年式が古く価格は下がりやすい | 前期と後期で中身が違う |
F30の前期と後期の違いはF30は中古で買い?前期・後期の違い、E90系はE90・E46の中古の注意点で詳しく見られます。
初度登録から13年を超えると、自動車税と重量税が重くなります。E90系の多くはこの年数を超えているので、購入前に車検証の初度登録年月を見ておきましょう。
現行G20/G21はどんな世代?
現行のG20(セダン)は7代目、G21(ツーリング)は6代目にあたります。2019年3月9日にセダンが日本で発売されました。
その後、2022年9月の一部改良で12.3インチのメーターと14.9インチのコントロール・ディスプレイをつなげた「BMWカーブド・ディスプレイ」が付きました。2024年10月の改良では、全車がM Sport系に整理されています。
| 現行G20/G21のモデル | 価格(2026年7月以降・税込) | 車両型式(セダン) |
|---|---|---|
| 318i M Sport | セダン688万円/ツーリング716万円 | 3BA-5F20 |
| 320i M Sport | セダン734万円/ツーリング784万円 | 3BA-5F20 |
| 320d xDrive M Sport | セダン778万円/ツーリング810万円 | 3DA-5V20 |
| 330e M Sport | セダン889万円(ツーリングは設定なし) | 3LA-5X20 |
| M340i xDrive | セダン992万円/ツーリング1,027万円 | 3BA-5U30 |
価格はメーカー希望小売価格、型式は公式主要諸元の値です。現行型をもっと詳しく知りたい方は現行G20・G21の特徴へどうぞ。改良ごとの違いは一部改良で何が変わったかにまとめています。
クーペやグランツーリスモはどこへ行った?
『昔は3シリーズのクーペがあったのに』と思う方もいますよね。実は、クーペとカブリオレは2013年から4シリーズとして独立しました。
グランツーリスモ(F34)は、日本では2013年6月から2020年12月頃まで売られ、後継は出ていません。今の3シリーズは、セダンとツーリングの2つだけです。
- セダン(G20)
- ツーリング(G21)
- クーペ・カブリオレ(4シリーズへ)
- グランツーリスモ(後継なし)
クーペが欲しい場合の選び方はクーペ・カブリオレ・グランツーリスモはもう無い?で詳しく書いています。
旧型かどうかを見分ける方法
中古車を見る時、一番確実なのは車検証の「型式」欄です。数字の並びで、どの世代のどのボディかが分かります。
例えば、販売店ではこんな会話になります。
「この車、F30ですか?それともG20ですか?」
「車検証の型式で確認しますね。G20なら3BA-5F20のような表記です」
- 車検証の「型式」欄を見る(現行セダンの318i/320iは3BA-5F20)
- 初度登録年月で年式を確かめる
- 運転席の画面がメーターとつながった横長のカーブド・ディスプレイか見る(2022年9月以降の改良型)
- シフトレバーがあるか見る(2022年の改良でシフトレバーは廃止)
- ボディの形がセダン・ツーリング以外なら現行G20/G21ではない

現行型の型式を一覧で見る
現行G20/G21は、モデルとボディで型式が細かく分かれています。中古車の情報と車検証を照らし合わせる時に使ってみてください。
| モデル | セダン(G20) | ツーリング(G21) |
|---|---|---|
| 318i/320i | 3BA-5F20 | 3BA-6K20 |
| 320d xDrive | 3DA-5V20 | 3DA-6L20 |
| 330e | 3LA-5X20 | 設定なし |
| M340i xDrive | 3BA-5U30 | 3BA-6N30 |
ハイフンの前の3文字は、燃料や排出ガスの区分を表しています。ガソリン車は3BA、ディーゼルは3DA、PHEVの330eは3LAなんです。
ハイフンの後ろは車体の記号です。セダンは「5」、ツーリングは「6」で始まるので、ここを見るだけでボディが分かります。
『318iと320iが同じ型式なのはなぜ?』と思った方もいるはずです。どちらも同じB48B20Aエンジン(1,998cc)で、出力の設定が違うだけだからなんです。
| モデル | エンジン型式 | 最高出力 | 価格(セダン・税込) |
|---|---|---|---|
| 318i | B48B20A | 156ps | 688万円 |
| 320i | B48B20A | 184ps | 734万円 |
型式だけでは見分けられないので、トランクのエンブレムと販売店の車両資料のグレード名もあわせて見ます。中古で318iか320iか迷ったら、整備記録簿の記載も見せてもらうと安心です!
ここが大事なところです。同じG20でも、2022年9月より前と後では内装の画面がまったく違います。中古で選ぶ時は、型式に加えて年式も見ておきましょう。
中古で選ぶなら何代目がいい?
『予算はこれくらいだけど、どの世代を狙えばいい?』という方も多いはずです。目安は次のようになります。
| 重視すること | 向いている世代 |
|---|---|
| 新しい運転支援と大きな画面 | G20/G21の2022年9月以降の改良型 |
| 価格と装備のバランス | G20/G21の前期(2019〜2022年) |
| 予算をできるだけ抑えたい | F30/F31(後期型がおすすめ) |
| 昔ながらの雰囲気を楽しみたい | E46・E36・E30(整備先を先に確保) |
中古の価格は年式と走行距離、地域で大きく変わります。条件を決めて在庫を見ると、相場の感覚がつかめますよ!
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新車も候補に入れるなら、3シリーズの値引き相場と交渉の順番も合わせて読んでみてください。次期型の動きは新型3シリーズG50とi3で追っています。
よくある質問
BMW 3シリーズは今何代目ですか?
現行のセダンG20は7代目、ツーリングG21は6代目です。2026年9月30日には8代目となる新型G50が本国で発表されましたが、日本の発売時期と価格は未発表です。
型式はどこで確かめられますか?
車検証の「型式」欄で確かめられます。例えば現行の318i/320iのセダンは3BA-5F20、ツーリングは3BA-6K20です。
E90とF30はどちらがいいですか?
予算を抑えるならE90系、年式の新しさと装備を取るならF30系が向いています。どちらも年式が古いので、整備記録と修理費の見通しを先に確かめておきましょう。
3シリーズのクーペはもう売っていませんか?
クーペとカブリオレは2013年から4シリーズとして独立しました。現行の3シリーズはセダンとツーリングだけです。
現行G20の前期と後期はどう見分けますか?
2022年9月の改良でカーブド・ディスプレイが付き、シフトレバーがなくなりました。運転席の画面とシフトまわりを見ると分かりやすいです。
まとめ
- 3シリーズは初代E21(1975年)から現行G20/G21まで7世代
- 5代目E90系からボディごとに型式が分かれ、ランフラットタイヤを採用
- クーペ・カブリオレは2013年から4シリーズ、グランツーリスモは後継なし
- 旧型かどうかは車検証の型式と初度登録年月で見分ける
- 新型G50は本国で発表済み、日本の発売時期と価格は未発表





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