BMW 3シリーズG20・G21の特徴|前期・後期と2024年改良の違い

夕方の高架道路を走る濃いグレーのスポーツセダン

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現行の3シリーズを調べていると「G20」「LCI」「後期型」といった言葉が次々に出てきますよね。中古と新車のどちらにするか、迷っている方も多いはずです。

結論から言うと、G20はセダン、G21はツーリングを指す現行型のコードです。2019年に日本で発売され、2022年に大きめの改良(後期型)、2024年にさらに一部改良を受けています。

この記事を読むと、年式ごとに何が違うのか、今の新車がいくらなのかを数字で比べられます。

目次

G20・G21ってどの3シリーズのこと?

『G20って型式なの?車検証には書いてないけど…』と思った方もいますよね。実は、G20は開発コードと呼ばれるもので、車検証の型式とは別物なんです。

先に結論
  • G20=現行の7代目セダン、G21=現行の6代目ツーリング
  • 日本発売は2019年1月30日発表・3月9日発売(セダン)
  • 2022年9月に一部改良(いわゆる後期型・LCI)、2024年10月にさらに一部改良
  • 次期型(G50)は本国で発表済みだが、日本導入時期と価格は未発表

車検証の「型式」欄には、次のような記号が入ります。BMW公式主要諸元(2026年3月生産分)の値です。

ボディモデル車両型式
セダン(G20)318i/320i3BA-5F20
セダン(G20)320d xDrive3DA-5V20
セダン(G20)330e3LA-5X20
セダン(G20)M340i xDrive3BA-5U30
ツーリング(G21)318i/320i3BA-6K20
ツーリング(G21)320d xDrive3DA-6L20
ツーリング(G21)M340i xDrive3BA-6N30

先頭の「3BA」「3DA」「3LA」は、排ガス規制やパワートレインの区分を表す記号です。後ろの英数字がモデルごとに分かれています。

「VA20」のように、開発コードと違う英数字を見かけることもありますよね。年式やモデルで型式の記号が変わることがあるので、手元の車なら車検証で確かめるのが確実です。

ちなみに、ひとつ前の世代はF30(セダン)とF31(ツーリング)です。「F型」と呼ばれるのはこちらで、詳しくは F30は中古で買いか で見られます。

2019年の全面改良で何が変わった?

G20は2019年3月9日に日本で発売されました。発売時のグレードと価格は次のとおりです(メディア情報)。

グレード(2019年発売時)価格(税込)
320i SE4,520,000円
320i5,230,000円
320i M Sport5,830,000円
330i M Sport6,320,000円

今の価格と比べると、かなり違いますよね。この表は当時の価格で、今の新車価格ではありません。

320iのエンジンは、日本向けにチューンした184psとされています。その後、ツーリング(G21)、320d xDrive、M340i xDrive、330e、318iが順に加わりました。

「SE」や「330i」は、今のラインアップにはありません。今の3シリーズはM Sportを中心に組まれています。

発売時のグレード名に注意

中古車を探すと「320i SE」や「330i M Sport」も出てきます。どちらも初期のG20にあったグレードで、新車では選べません。

2022年の改良で前期と後期はどう違う?

『前期と後期、見た目で分かるの?』という声はよく聞きます。一番分かりやすいのは、運転席まわりなんです!

2022年9月20日の一部改良(LCI)で、室内が大きく変わりました。前期と後期の主な違いを並べます。

項目前期(2019年〜)後期(2022年9月〜)
メーターと画面別々のメーターと画面12.3インチメーター+14.9インチ画面を一体化した「BMWカーブド・ディスプレイ」
シフト操作シフトレバーシフトレバーを廃止、全車パドル付き
音声操作ー「OK, BMW」に対応
スマホ連携ーApple CarPlay等に対応

改良内容はBMWジャパン公式リリースの記載です。前期の装備は年式やオプションで違うため、表では空欄にしています。

例えば、中古車店で前期か後期か迷った時は、こんなふうに聞いてみると早いです。

「この車はカーブド・ディスプレイが付いた後の年式ですか?」
「はい、2022年秋以降の登録なので後期型です」

室内の写真で、メーターと画面が1枚につながって見えれば後期型です。

2022年改良時の価格は次のとおりでした(公式リリース・税込)。

モデル(2022年改良時)セダンツーリング
318i5,480,000円ー
318i M Sport6,040,000円6,270,000円
320i Exclusive6,460,000円ー
320i M Sport6,460,000円6,890,000円
320d xDrive M Sport6,780,000円7,150,000円
330e M Sport7,100,000円ー
M340i xDrive10,400,000円10,670,000円

この時点では、M Sport以外の318iやExclusiveもありました。

2024年の改良は「LCI2」なの?

2024年10月28日に、さらに一部改良が入りました。これを「LCI2」と呼ぶ人もいますが、BMWの公式の呼び方は「一部改良」です。

2024年10月の改良で変わった主な点
  • 全車をM Sport系にそろえた
  • M340i xDriveに「M スポーツ・プロ」(赤キャリパーのMスポーツ・ブレーキ、ブラック・キドニー等)を標準にした
  • 330eにharman/kardon、TVチューナー、アコースティック・ガラス、ヴァーネスカ・レザーを標準にした
  • 納車は2024年11月から始まった

その後も、毎年のように価格改定や特別仕様車の追加が続いています。318i M Sport(セダン)の価格の動きを見ると、流れがつかみやすいですよ。

時期318i M Sport セダンの価格(税込)出典
2022年9月 改良時6,040,000円公式リリース
2024年10月 改良時6,440,000円公式リリース
2025年3月生産分6,620,000円公式価格表
2025年7月生産分6,780,000円公式価格表
2025年11月生産分6,870,000円公式価格表
2026年7月以降モデル6,880,000円公式モデルページ

2022年改良時から見ると、84万円上がっています。中古で年式を選ぶ時は、新車時の価格がここまで違うことも頭に入れておきましょう。

G20の発売から2026年までの改良と318i M Sportの価格推移を並べた図解

この間には、特別な仕様も加わっています。

時期追加されたもの内容
2025年8月5日誕生50周年記念特別限定車日本専用・計710台、セダン6,980,000円〜
2026年2月20日Edition Shadow318i/320i/320d xDriveに設定、M Sportと同額
2026年4月15日FROZEN EDITIONM340i xDrive 11,090,000円/ツーリング 11,440,000円

それぞれの違いは 3シリーズの特別仕様車 で詳しく比べています。

今のG20・G21は何が選べていくら?

『結局、今買えるのはどれなの?』というところが一番気になりますよね。2026年7月以降モデルの価格を並べます(メーカー希望小売価格・税込)。

モデルセダン(G20)ツーリング(G21)
318i M Sport/Edition Shadow6,880,000円7,160,000円
320i M Sport/Edition Shadow7,340,000円7,840,000円
320d xDrive M Sport/Edition Shadow7,780,000円8,100,000円
330e M Sport8,890,000円設定なし
M340i xDrive9,920,000円10,270,000円

318i、330e、M340i xDriveと、ツーリングの318i・M340i xDriveは公式モデルページの値です。320iと320d xDriveはcarview!の値(2026年7月モデル)です。

330eはセダンだけで、320dは4WD(xDrive)だけです。全車右ハンドルの8速ATで、マニュアル車はありません。

主な数字も並べておきます。いずれも公式主要諸元(2026年3月生産分)のカタログ値です。

項目セダン(318i)ツーリング(318i)
全長×全幅×全高4,720×1,825×1,440mm4,720×1,825×1,450mm
荷室480L500L(後席を倒すと1,510L)
WLTC燃費13.0km/L13.0km/L
自動車税(年)36,000円36,000円

M340i xDriveは3.0Lの直6なので、自動車税は年50,000円になります。グレードごとの違いは 3シリーズのグレード一覧 にまとめています。

前期・後期・最新、どの年式を選ぶ?

ここが大事なところです。G20は同じ型でも年式で中身がかなり違うので、何を重視するかで選び方が変わります。

前期(2019〜2022年)を選ぶ良さ
  • 新車時の価格が低く、中古でも手が届きやすい
  • シフトレバーで操作したい方に合う
  • 台数が多く、比べやすい
前期で気をつけたい点
  • カーブド・ディスプレイが付いていない
  • 新車保証が切れている個体が多い
  • 走行距離と整備歴の個体差が大きい

後期型は、室内の新しさと保証の残りで選ぶ方が多いです。2023年4月からは新車にBMW CARE(新車保証3年・走行距離無制限+BMWサービス・インクルーシブ3年)が付いています。

『新車にするか、後期の中古にするか』で迷ったら、総額で比べてみてください。中古の探し方は 3シリーズの中古車の選び方 で詳しく見られます。

前期・後期・最新モデルのどれを選ぶかの考え方を示した図解

次期型G50が出た今、G20を買っていい?

2026年9月30日に、新型3シリーズ(G50)が本国で世界初公開されました。『今G20を買ったら損をするのでは?』と心配になりますよね。

次期型の情報で気をつけたいこと

G50は本国で発表済みですが、日本導入の時期と価格は未発表です。発売時期や価格を前提にした話は、公式の発表が出るまで決めつけないようにしましょう。

今のG20・G21は、2026年10月時点でも新車で販売が続いています。改良を重ねた最終段階の型で、装備はかなり充実しています!

新しい型を待つか、今の型を買うかは、いつ車が必要かで決めるのが現実的です。次期型の情報は 新型G50とi3の日本発売の見通し で追いかけています。

G20を新車で買うなら、見積もりを複数取って総額で比べるのが近道です。値引きの考え方は 3シリーズの値引き相場と交渉の順番 にまとめています。

BMW 3シリーズ買いたいドットコム

BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、BMW 3シリーズの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

BMW 3シリーズの現行型の型式は何ですか?

開発コードはセダンがG20、ツーリングがG21です。車検証の型式は、例えば318i・320iのセダンなら3BA-5F20のようにモデルごとに違います。

G20の前期と後期の違いは何ですか?

2022年9月の改良で、BMWカーブド・ディスプレイ、シフトレバー廃止とパドル、「OK, BMW」などが加わりました。メーターと画面が1枚につながって見えれば後期型です。

G20のLCI2はありますか?

2024年10月にさらに一部改良が入り、これをLCI2と呼ぶ人もいます。公式の呼び方は「一部改良」で、全車がM Sport系にそろえられました。

G20のツーリングにも同じ改良が入っていますか?

入っています。2022年と2024年の改良はセダンとツーリングの両方が対象です。ただ、330eはツーリングに設定がありません。

次期型が出るまで待ったほうがいいですか?

次期型G50は本国で発表済みですが、日本の発売時期と価格は未発表です。車が必要な時期と、今の型の総額を見比べて決めるのがおすすめです。

まとめ

この記事の要点
  • G20はセダン、G21はツーリングの現行型コード。2019年3月に日本で発売
  • 2022年9月の改良でカーブド・ディスプレイなどが入り、ここからが後期型
  • 2024年10月の改良で全車M Sport系にそろえられた
  • 2026年7月以降モデルはセダン688万〜992万円、ツーリング716万〜1,027万円
  • 次期型G50は本国で発表済み、日本導入の時期と価格は未発表
BMW 3シリーズ買いたいドットコム

BMW 3シリーズ買いたいドットコム 編集部

BMW 3シリーズの価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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