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3シリーズの中古は台数が多く、価格もピンからキリまでありますよね。『どの年式を選べば失敗しないの?』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、まず「世代」を決め、その中で「整備記録がそろった個体」に絞るのが一番の近道です。年式と走行距離は、そのあとで考えれば十分です。この記事を読むと、自分の予算でどの世代を狙えばいいかが分かります。
BMW 3シリーズの中古はどの世代から選ぶ?
3シリーズは世代ごとに型式が変わります。中古車で主に見かけるのは、現行のG20、ひとつ前のF30、さらに前のE90です。
- 安心と新しさを取るなら、現行のG20・G21
- 価格と装備のバランスなら、後期型(2015年〜)のF30・F31
- とにかく安くなら、E90だが修理費の予備が必要
- どの世代でも、整備記録簿がそろった個体を最優先にする
| 世代(型式) | 日本での時期 | ボディ | 中古での立ち位置 |
|---|---|---|---|
| G20(セダン)/G21(ツーリング) | 2019年3月発売〜現行 | セダン・ツーリング | 新しさ重視。価格は高め |
| F30(セダン)/F31(ツーリング)/F34(GT) | 2012年1月発表〜(2015年に後期型) | セダン・ツーリング・グランツーリスモ | 価格と装備のバランス |
| E90(セダン)/E91(ツーリング)/E92・E93 | 2005年〜 | セダン・ツーリング・クーペ・カブリオレ | 安いが年数がたっている |

時期はBMWジャパン公式リリースと、Wikipedia日本語版・大手自動車メディアの記載をもとにしています。E90の世代からランフラットタイヤが採用され、スペアタイヤが無くなりました。
『クーペも3シリーズで探したい』という場合は、E92・E93までが対象です。F30の世代から、クーペとカブリオレは4シリーズとして独立しています。詳しい世代の見分け方は 歴代モデル一覧 にまとめています。
現行G20・G21の中古を選ぶポイント
現行型の中古は、新しい装備と保証の残りが魅力です。ただ、2019年の発売から2022年・2024年の改良をはさんでいるので、年式で中身がかなり違うんです。
| 年式の目安 | 主な特徴 | 中古で見る時のポイント |
|---|---|---|
| 2019年〜2022年夏 | 発売時は320i SE・320i M Sportなど複数のグレード | 改良前のメーター・ナビまわり |
| 2022年9月の改良以降 | BMWカーブド・ディスプレイ(12.3インチ+14.9インチ)、シフトレバー廃止 | 内装の新しさを重視するならここから |
| 2024年10月の改良以降 | 全車M Sport系に整理 | 新車保証の残りがある個体も |
改良の時期と内容は、BMWジャパン公式リリースの記載です。2019年の発売時には「320i SE」のような今は無いグレードもありました。
2023年4月以降の新車には「BMW CARE」(新車保証3年・走行距離無制限+BMWサービス・インクルーシブ3年)が付きます。登録から3年以内の中古なら、残りを引き継げる場合があります。手続きと残り期間は販売店に確かめておきましょう。
現行型の詳しい改良内容は 現行G20・G21の特徴 で見られます。
F30・E90を安く買う時の考え方
『予算は抑えたいけど、BMWに乗りたい』という方にはF30やE90が候補になりますよね。ただ、安い世代ほど「買ったあとの修理費」を考える必要があります。
- 車両価格がかなり手頃
- 台数が多く、選べる個体が多い
- F30後期なら装備も十分
- 冷却系やオイル漏れなど、年数相応の修理が出やすい
- 保証が短い、または無い個体がある
- 部品代が国産車より高くなりがち
ここが大事なところです。古い世代を選ぶなら、車両価格とは別に修理費の予備を用意しておきましょう。予備がない状態で格安の個体を買うと、最初の修理で予算を超えてしまうことも。
F30の前期と後期の違いは F30は中古で買い? に、E90の注意点は E90・E46の中古 にまとめています。安い個体が多い理由は 3シリーズの中古はなぜ安い? で詳しく見ています。
狙い目の年式と走行距離は?
『結局、何年落ちで何万kmくらいがいいの?』というのが一番気になりますよね。一律の正解はありませんが、考え方の目安はあります。
| 目安 | 状態のイメージ | こんな人に |
|---|---|---|
| 登録から3年以内・走行3万km前後まで | 新車保証の残りがある場合も | 修理費の不安を減らしたい人 |
| 登録から5年前後・走行5万km前後 | 新車から大きく値落ちしている | 価格と状態のバランスを取りたい人 |
| 登録から7年以上・走行8万km以上 | 消耗部品の交換が近い | 整備先があり、予備費を用意できる人 |

金額の相場は、年式・グレード・色・時期・地域で大きく変わるので、ここでは出していません。同じ条件の在庫を何台か並べると、今の相場の幅がつかめます。
走行距離より大事なこと
走行距離が少なくても、ほとんど乗らずに置いてあった車は調子を崩していることがあります。逆に距離が多くても、記録簿どおり整備されてきた車は元気なことも。
販売店では、こんなふうに聞いてみてください。
「この車、前のオーナーさんはどんな使い方でしたか?点検はどこで受けていましたか?」
「高速通勤が中心で、毎年正規ディーラーで点検を受けていたようです」
使い方と整備の履歴まで聞けると、走行距離の数字だけより状態が読みやすくなります。
セダンとツーリング、グレードはどう選ぶ?
中古でセダンを探す方が多いですが、荷物が多いならツーリングも候補に入れておきましょう。現行型の数字で比べると次のとおりです。
| 項目 | セダン(G20・318i) | ツーリング(G21・318i) |
|---|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,720×1,825×1,440mm | 4,720×1,825×1,450mm |
| 荷室 | 480L | 500L(後席を倒すと1,510L) |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.4m |
| 新車価格(2026年7月以降) | 688万円 | 716万円 |
寸法は公式主要諸元(2026年3月生産分・カタログ値)、価格はメーカー希望小売価格・税込です。
- 318i・320iはWLTC燃費13.0km/L、ハイオク。街乗り中心ならどちらでも
- 320d xDriveはWLTC15.6km/L、軽油。長距離が多い人向き
- 330eはセダンのみ。充電環境があるなら候補(トランクは375L)
- M340i xDriveは直6・387ps。自動車税は年50,000円
燃費は公式主要諸元のカタログ値です。自動車税は318i・320i・320d xDrive・330eが年36,000円、M340i xDriveが年50,000円です。
今は無いグレード名に迷ったら
中古車サイトを見ていると、『Luxuryって何?Exclusiveって今もあるの?』と戸惑いますよね。3シリーズは年式ごとにグレード名が変わってきたので、名前だけで比べると混乱しやすいんです。
| 名前 | 中古で見かける年式 | 今の扱い |
|---|---|---|
| 320i SE | G20の発売時(2019年) | 現行には無い |
| 330i M Sport | G20の発売時(2019年) | 現行の価格表に無い |
| 320i Exclusive | 2022年改良時 | 現行には無い |
| Luxury・Standard | 過去の世代・年式 | 現行には無い |
| M Sport/Edition Shadow | 2024年改良以降は全車M Sport系 | 現行 |
グレード名の変遷はBMWジャパン公式リリースと公式価格表の記載をもとにしています。現行は M Sport/Edition Shadow/M340i xDrive の3つの系統です。
ちなみに、2022年9月の改良時の新車価格は、セダンの318iが548万円、320i M Sportが646万円でした。今の318i M Sport(688万円・2026年7月以降モデル)と比べると、新車の値段そのものが上がっているのが分かります。
グレード名が違っても、318i・320iは2.0Lのガソリン、320dはディーゼル、M340iは3.0Lの直6です。車検証の型式と初度登録年月を見れば、どの年式の何なのかがはっきりします。
330eとM340iの中古は少し特別
330eはPHEVで、駆動用電池を積んでいます。セダンだけの設定なので、ツーリングの330eは現行の新車にはありません。中古で選ぶなら、充電ケーブルの有無と自宅で充電できるかを先に確かめておきましょう。
M340i xDriveは直6の走りが魅力ですが、自動車税が年50,000円で、標準タイヤも前225/40R19・後255/35R19と太めです。車両価格だけでなく、タイヤ代まで含めて考えておきたいところです。
現車確認と契約前のチェックリスト
『見に行ったけど、どこを見ればいいか分からなかった』ということ、ありますよね。最低限、次の手順で確かめておきましょう。
- 予算を「車両+諸費用+1年分の修理予備」で決める
- 世代(G20・F30・E90)を決める
- 整備記録簿がそろった個体だけに絞る
- 現車で警告灯・異音・オイルのにじみを確かめる
- 試乗で8速ATの変速と足まわりの音を確かめる
- 保証の期間と範囲を書面で受け取ってから契約する

- ランフラットタイヤの交換(現行型318i・320iの標準は225/45R18)
- バッテリー交換と、交換後の登録作業
- 次の車検までの期間が短い場合の車検費用
安心を優先したい方は、BMW正規ディーラーの認定中古車も比べてみてください。違いは 認定中古車は高い? で詳しく書いています。
在庫を条件で絞って見ると、年式ごとの価格差が分かりやすくなります。
BMW 3シリーズ買いたいドットコム
BMW 3シリーズの値段、先に相場を見ておく
3シリーズの中古車在庫を、年式・走行距離・ボディタイプで絞って見てみる
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
買ったあとの維持費と、手放す時のこと
中古で安く買えても、維持費は新車とあまり変わりません。むしろ年数がたった車は、修理費が増える分だけ高くなることもあります。年間の目安は 3シリーズの維持費は年間いくら? で内訳ごとに見られます。
手放す時のことも少しだけ考えておきましょう。色やグレードで売る時の値段は変わります。詳しくは 3シリーズのリセールバリュー にまとめています。
新車と比べて迷っている方は、新車の値引き相場と限界額 と並べてみると、どちらが合うか判断しやすくなります。
よくある質問
BMW 3シリーズの中古はどの年式が狙い目ですか?
安心を取るなら現行G20・G21、価格と装備のバランスなら2015年以降の後期型F30が候補です。どの年式でも、整備記録簿がそろっているかを最優先に見てください。
走行距離は何万kmまでなら大丈夫ですか?
走行距離だけでは判断できません。距離が多くても整備されてきた車は状態が良いことがあり、少なくても長く置かれていた車は不調が出ることもあります。
セダンの中古とツーリングの中古、どちらがいいですか?
荷物が少ないならセダン、多いならツーリングが合います。現行型ではセダン480Lに対し、ツーリングは500L(後席を倒すと1,510L)です。ツーリングは台数が少なめなので、範囲を広げて探しましょう。
中古の3シリーズは壊れやすいですか?
年数がたつと冷却系やオイル漏れなどの修理が出やすくなります。修理費の予備を用意し、保証付きの個体を選ぶと安心です。
3シリーズのクーペの中古はありますか?
3シリーズ名のクーペ・カブリオレはE92・E93の世代までです。F30の世代からは4シリーズとして別のモデルになっています。
まとめ
- まず世代(G20・F30・E90)を決め、整備記録簿のある個体に絞る
- 現行G20は2022年9月と2024年10月の改良で中身が変わる
- 古い世代ほど、車両価格とは別に修理費の予備を用意する
- 年式と走行距離は目安。使い方と整備の履歴を聞くほうが確か
- 安心を取るなら認定中古車も比べる





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